永遠の日本のふるさとを謳う遠野には、豊かな自然だけではなく古来より私たちの中に息づく、民族の記憶が刻まれています。2020年に発刊110周年を迎えた「遠野物語」は、日本における民俗学の黎明期を示しその舞台である遠野の地は、人の自然の営みが緩やかな時間の中で醸成したことを物語ります。

女神さまの宿る遠野三山にまつわるお話や、河童や座敷童のお話なども、遠野人にとっては、単なる寓話ではありません。

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有名なファストフード店も大型ショッピングセンターも、遠野にはありません。ここには利便性よりも大切なものがたくさんあるのですが、目に見えるものではないので、お伝えするのが難しいのです。

どうぞ遠野にいらして、この空気とこの景色と、この音・声に身を浸して、ご自身でそれらを感じてください。皆様のお越しを、お待ちしています。​